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屋根瓦の劣化の仕組

   瓦は、和風建築の屋根に最も良く使われている材料で、その寿命は、50年とも60年とも言われていて、屋根材の中では最も長い耐用年数を持っているもののひとつです。
しかし、瓦屋根においてその他の部分が、50年も持たないものがあって、そのメンテに手間のかかるものがあります。 漆喰、下地材、下葺き材、棟の部分、軒の部分などです。 瓦そのものの劣化の理由とともにこれらの劣化についても解説いたします。
屋根の基本的構造と耐用年数については、「屋根の構造、耐用年数」を参照してください。
 

瓦屋根、漆喰の組成と劣化

    漆喰が経年変化によって乾き、ヒビ割れしています。 この状態では、まだ漆喰の上塗りで修復が可能ですが、中の土が出てきてしまうと棟全体をやり直さなければならない事態になります。 漆喰部分の劣化は、以外に早く、早期の手当が必要です。 
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   漆喰の原料は、石灰、藁、ノリ剤です。 石灰は、山からとった石灰石を高温で焼くと二酸化炭素が放出されて生石灰となります。 現場で適度の水を与えると発熱して消石灰となり柔らかくねった状態に接着のノリ剤と藁や麻の細かくしたものを混合して漆喰となります。 これを屋根に施工すると、空気中で二酸化炭素と反応してもとの石灰石に復元しよと硬化し固まります。 硬化した後は、水に強く中の土が出ていかないほどに頑丈に壁を形成します。  
   漆喰の劣化は、やはり水、湿気があったり乾燥したりの繰り返し、石灰はアルカリ性なので、酸性の雨には少しずつ反応して、僅かにうすくなっていきます。 何年もすると更に水分が失われ、もろくなります。 そして成分同士に接着性、柔軟性が失われるとヒビや亀裂などが入り、壁の機能がなくなるのです。 漆喰の寿命は、20年といったところ、漆喰が剥がれてきたら、修繕の時期です。 そのままにしておくと土が出ていってしまって棟全体を補修するはめになってしまいます。 漆喰だけなら\4,000/mぐらいですが、棟をやり直しとなると、\18,000/m前後かかってしまいます。 
 

セメント瓦の劣化、下地材、下葺き材の劣化


 
   陶器瓦(釉薬瓦)、素焼き(無釉薬瓦)は、60近く寿命がありますが、その前に下地やルーフィング(下葺き材)という屋根材の耐用年数が来てしまいます。 上の写真左は、築40年素焼き瓦を数枚外したところです。 下地(野地板)が使われていて、瓦に損傷はないですが、ルーフィングは、40年前のもので塩ビのシートのようですが、完全に朽ち果てています。 この状態を見たらその他のところもルーフィングはほぼ同じように朽ち果てていると考えてしまいます。
右は、セメント瓦で元は緑に塗装がしてあったと思われます。 ルーフィングは、交換されていました。 しかし、下地材がボロボロで腐って無くなっていました。 セメント瓦は、まだ使えそうなものが多いのですが、他の箇所も点検しましたら、下地材が同じようなことになっていたため、瓦を含めて全て葺き替えをしました。 築45年のお宅でした。 
     左のセメント瓦(燻し銀の瓦に似ていますが、燻し瓦は塗装が剥げたりしません、塗装してありませんので・・・)の塗装がはげ、一部表面のヒビが確認できます。塗装の成分が化学変化を起こしていたり、乾燥が進むと表面の塗装にヒビが入ります。 中まではヒビが入っていないと思われますが、見た目には、美しくありません。 このお宅は雨漏りはしていなかったので、その時点では、セメント瓦に異常はなかったと思います。
   セメント瓦の成分は、セメントと砂ですので、劣化の過程は、スレートとほぼ同じようです。 水分の含有、乾燥の繰り返し、温度の変化(1日の変化、季節の変化など)冬の凍結、融解の繰り返しによって、セメントがもろくなり、過度に乾燥すると、ヒビ割れや表面の剥がれなどが起きます。 今はこのセメント瓦は、製造するメーカーがほとんどなくなりましたので、新たに施工することは、ないと思いますが、昭和30年代、40年代には、盛んに使われました。
 

釉薬瓦、素焼き瓦の劣化

   釉薬瓦は、上薬が温度の変化や紫外線で剥がれたり、割れてたりすると、瓦の防水機能がかなり低下するので、そろそろ耐用年数かなと思ってください。 表面の上薬、塗りが剥げたら寿命です。 燻し瓦は、焼いた後、燻されて表面に炭素の膜ができて独特の燻し色をだし瓦を守ります。 一般には陶器瓦(釉薬瓦)より耐用年数は短くて、防水機能を持っている表面の炭素被膜が剥がれたり、劣化した時は燻し瓦の寿命と考えられます。 
   釉薬瓦、燻し瓦の表面のガラス質や炭素被膜が劣化する理由:
 ・ 温度の変化、朝の気温の低い気温から、日中の一日の最高気温までの変化、この変化一年の繰り返し
 ・ 季節の気温変化、特に夏の気温では、瓦の表面温度は、70度以上になることもある。
 ・ 冬は、零下になり、瓦の粘土層と釉薬瓦では、上薬がガラス質になりこの隙間に水分があれば凍り、融解したり
   の繰り返しによる、ガラス質の剥がれにつながる。
 ・ 炭素被膜が空気中に曝されることによる、長年の化学変化>> 炭素と空気中の酸素との化学変化による。
  瓦の種類>大分類、セメント瓦、粘土瓦。
粘土を主原料として製造過程の違いで>上薬を塗布して焼いた瓦・・・陶器瓦、釉薬瓦
上薬を塗らないで焼いた瓦・・・素焼き瓦
燻し焼きにして、独特の表面の色を出す・・・燻し瓦 に分けられます。
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      屋根修理、和瓦、陶器瓦、セメント瓦の修理は
         屋根工事お助け隊へ 電話: 0120−58−1152

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